20.「診療室にきた赤ずきん」大平健 新潮社文庫
精神科医が著者。
昔話には心の病を治す効果があるという。
昔話を読むことによって自分の気持ちに気づくという。
非常に興味深い話だった。
過食症の患者に話すのは「赤ずきんちゃん」の話。
森で会った時点で狼は赤ずきんちゃんを食べてしまってもよかった。
なのに、狼は食べずに話をする。
狼は飢えてはいたけれど、寂しかったのかもしれない。食べ物に飢えていたのではなく、愛に飢えていたのだと。おばあちゃんと赤ずきんちゃんの愛に嫉妬して2人を食べてしまった。誰の心にも狼と赤ずきんちゃんを住まわせている・・・・
自分が狼だったと気づいた患者は過食症になぜ自分が陥ったかに気づく。
昔話には心を癒す効果があるのだなぁと不思議でもあり、もう一度
読み直したくなった。
昔話には心の病を治す効果があるという。
昔話を読むことによって自分の気持ちに気づくという。
非常に興味深い話だった。
過食症の患者に話すのは「赤ずきんちゃん」の話。
森で会った時点で狼は赤ずきんちゃんを食べてしまってもよかった。
なのに、狼は食べずに話をする。
狼は飢えてはいたけれど、寂しかったのかもしれない。食べ物に飢えていたのではなく、愛に飢えていたのだと。おばあちゃんと赤ずきんちゃんの愛に嫉妬して2人を食べてしまった。誰の心にも狼と赤ずきんちゃんを住まわせている・・・・
自分が狼だったと気づいた患者は過食症になぜ自分が陥ったかに気づく。
昔話には心を癒す効果があるのだなぁと不思議でもあり、もう一度
読み直したくなった。
19.「容疑者Xの献身」東野圭吾 文藝春秋
134回直木賞受賞作。
面白い!文句なし。おすすめ。
白夜行より暗くなくていい。
天才数学者石神がある女性を愛するがためにもくろんだ完全犯罪を友人である物理学者湯川が解き明かす、といったストーリー。
私にもこの犯罪は先入観で解けなかった。よく読めばヒントが隠されていたというのに・・・
犯罪者なのについ最後まで石神を応援してしまった。
面白い!文句なし。おすすめ。
白夜行より暗くなくていい。
天才数学者石神がある女性を愛するがためにもくろんだ完全犯罪を友人である物理学者湯川が解き明かす、といったストーリー。
私にもこの犯罪は先入観で解けなかった。よく読めばヒントが隠されていたというのに・・・
犯罪者なのについ最後まで石神を応援してしまった。
18.「星々の舟」村山由佳 文春文庫
直木賞受賞作ということで買った本。
家族ひとりひとりの視点で描かれた短編がつながってひとつの小説になっている。
兄妹と知らずに愛し合ってしまった暁と沙恵の話が軸になっている。
文章はきれいで、とても読みやすい。
映像化しても面白そうな気がする。
だけど、読んでいてきつい。
暗い話は嫌いじゃないのだけど、救いもあるように描かれているのだけど、兄妹の純愛には今ひとつ入り込めない。
なんとなく嘘くささを感じてしまうというか・・・
これは私の人間性の問題かもしれない^^;
共感した部分
家族って時にわずらわしいと思うことがある。でも、そのわずらわしさがなかったら家族といえないのかもしれない。
家族ひとりひとりの視点で描かれた短編がつながってひとつの小説になっている。
兄妹と知らずに愛し合ってしまった暁と沙恵の話が軸になっている。
文章はきれいで、とても読みやすい。
映像化しても面白そうな気がする。
だけど、読んでいてきつい。
暗い話は嫌いじゃないのだけど、救いもあるように描かれているのだけど、兄妹の純愛には今ひとつ入り込めない。
なんとなく嘘くささを感じてしまうというか・・・
これは私の人間性の問題かもしれない^^;
共感した部分
縁あって同じ舟に乗り合わせた家族だろうに、時折こんな風に、自分だけ途中で下ろしてもらえないものかと強く願ってしまう瞬間がある
家族って時にわずらわしいと思うことがある。でも、そのわずらわしさがなかったら家族といえないのかもしれない。
17.「黒冷水」羽田圭介 河出書房新社
2003年、第40回文藝賞を受賞した作品。
驚いた。17歳でこんな小説が書けるなんて!
すさまじいほどの兄弟の憎しみ。兄の部屋を偏執的にあさる弟とその弟に罠をしかける兄。読んでいて苦しい、痛い、つらい。
著者が17歳でこんな苦しい小説を書くこと自体、大丈夫かと心配になる。でも、一気に読ませる。最後、兄弟愛で終わるかとほっとさせたのもつかの間、もうひとつ物語が用意されていて、ショック〜。
驚いた。17歳でこんな小説が書けるなんて!
すさまじいほどの兄弟の憎しみ。兄の部屋を偏執的にあさる弟とその弟に罠をしかける兄。読んでいて苦しい、痛い、つらい。
著者が17歳でこんな苦しい小説を書くこと自体、大丈夫かと心配になる。でも、一気に読ませる。最後、兄弟愛で終わるかとほっとさせたのもつかの間、もうひとつ物語が用意されていて、ショック〜。
16.「リアルワールド」桐野夏生 集英社文庫
ホリニンナこと山中十世子は高校3年生。隣の男子高校生「ミミズ」が自分の母親を殺したことを知って、警察に隠し逃亡を助けたことから、ニンナを含め4人の女子高生の関係が変わり、裏の顔が明るみになっていく。
そして決定的な悲劇へと向かっていくのである。
本当にこの人の作品はぐいぐいひきこまれる。友人と一緒に笑っていても冷ややかだったり、違う事を考えている、そういう孤独感を描くのがすごく上手だといつも思う。友人のことをわかっているようでもその人の孤独感やりアルワールドまでは理解できない。そして、自分自身のリアルワールドもわからないのかもしれない。
そして決定的な悲劇へと向かっていくのである。
本当にこの人の作品はぐいぐいひきこまれる。友人と一緒に笑っていても冷ややかだったり、違う事を考えている、そういう孤独感を描くのがすごく上手だといつも思う。友人のことをわかっているようでもその人の孤独感やりアルワールドまでは理解できない。そして、自分自身のリアルワールドもわからないのかもしれない。
15.「春になったら苺を摘みに」梨木香歩 新潮文庫
この人の「西の魔女が死んだ」が大好き。
著者初めてのエッセイということで購入して読んだ。
英国に滞在中にお世話になった「ウェスト夫人」とその彼女をめぐる人々との交友記。
なるほど、ここでの経験があの西の魔女を産んだのかなと思った。
ウェスト夫人のもとにはさまざまな人種の人が来るが、全て理解はできなくても受け入れる。その博愛精神がすごく立派で素敵な女性だと思った。
著者と障碍を持つジョンとの会話が心に残った
著者初めてのエッセイということで購入して読んだ。
英国に滞在中にお世話になった「ウェスト夫人」とその彼女をめぐる人々との交友記。
なるほど、ここでの経験があの西の魔女を産んだのかなと思った。
ウェスト夫人のもとにはさまざまな人種の人が来るが、全て理解はできなくても受け入れる。その博愛精神がすごく立派で素敵な女性だと思った。
著者と障碍を持つジョンとの会話が心に残った
ー僕たち、足して二で割れないもんだろうか。
ーそうだねぇ、全ての人間を足してその数で割ったら、みんな分かり合えるようになるかなぁ。
ーうーん、それもどうかなぁ。
ー分かり合えない、っていうのは案外大事なことかもしれないねえ。
14.「沖で待つ」絲山 秋子 文藝春秋
第134回芥川賞受賞作品
とても読みやすかった。
職場の同僚「太っちゃん」と私の関係がなんとも羨ましい。
同期とは色恋には発展しないけど、同士のような信頼関係が築く事ができるものだ。
それにしても死んで一番やばい見られたくないものが「HDD」とは、まさに今の時代を表している小説だな〜と思った。
とても読みやすかった。
職場の同僚「太っちゃん」と私の関係がなんとも羨ましい。
同期とは色恋には発展しないけど、同士のような信頼関係が築く事ができるものだ。
それにしても死んで一番やばい見られたくないものが「HDD」とは、まさに今の時代を表している小説だな〜と思った。

